くうの調子が安定してきて、車での外出ができそうだったので、定休日に山梨県立美術館で開催中の「山下清展」に行ってきました。 美術館の敷地にはバラ園や彫刻が点在し、木陰も多く、犬連れの人やベビーカーを押した人たちがお散歩を楽しんでいました。 私たちもくうをカートに乗せて、ゆっくりと歩きました。 紅葉が少しずつ始まり、澄んだ空気がとても気持ちよかったです。 カフェのテラス席に座ると、お隣の席の年配の女性が声をかけてくださいました。 以前飼っていた犬も晩年は足が悪くなったそうで、くうを見て想いが重なるところがあったようです。 「こうやって一緒に連れてきてもらって、幸せなワンちゃんね。頑張ってね」と、 くうにやさしく話しかけてくださいました。 その言葉を聞いて、きっとその方と暮らしていたワンちゃんも、とても幸せだったのだろうなと思いました。 いつの日か私も、そんなふうに人と犬を見て思う日が来るのかもしれません。 その方のほかにも、くうに温かい言葉や眼差しを向けてくださる方がいらっしゃいました。 穏やかな秋の午後に、やさしい気持ちが胸に広がった一日でした。.

直売所に艶々のグリーントマトが並んでいました。 「ピクルスやジャムに」と書かれていて、たっぷり入って100円。 スライスすると瑞々しく、とてもきれいです。 さっそくピクルスにしてみたら、爽やかなトマトの香りのするピクルスが出来ました。 サラダに加えていただきます。

今日はグッと冷え込みました。 黒い実のついたツルが木に絡まっていたので、収穫し、クルリと丸めて、リースにしてみました。 外の明かりに巻くと、秋の実りで温かい灯りになりました。 こちらはご近所さんからいただいたツルウメモドキ。 いただいた時はまだ緑の実でしたが、あっという間に殻が弾けてオレンジ色になりました。 扉の上に吊るして、秋の彩りを添えました。 この季節、実のついたものを見るとなんだかワクワクほっこりします。

ぼん、と音がして、ポポーの実が屋根に当たり、庭に転がり落ちてきました。 種から育てたポポーの木が実をつけるようになったのは、昨年のこと。 そのときは2個だけでしたが、今年は3個ぶら下がっているのを目で確かめていました。 ところが今日落ちてきたのは、葉っぱの影に隠れて見えていなかった4個目。 完熟の色味で、丸みを帯び、食べ頃です。 半分に割ると、中はきれいなクリーム色。 アイスをすくうようにスプーンで口に運ぶと、豊潤な味わいが広がります。 食後のデザートにぴったりのごほうび。 あちこちに種を植えてあるので、 10年後にはポポー御殿になっているかもしれません。

庭のミツマタの木にアケビの実がぶら下がっていました。 せっかくなので、今夜のおかずにしてみることに。 以前作ったときはかなり苦味が強かったので、今回はアク抜きをしっかりしてから調理しました。 中には舞茸と、これまた庭で採れた紫蘇の実、そして鶏のひき肉を詰めています。...